限界超えた…。フルマラソン初挑戦の金沢マラソン2023!

「フルマラソン初挑戦大会当日編」のサムネイル 大会レポート
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どうも、rororunです!

今回は私にとって

人生初フルマラソンである金沢マラソン2023

についてお話します!

ランニングを始めて3年目で初めて挑戦したフルマラソン。

一筋縄ではいきませんでした…。

大会当日の心境トラブル大会の様子などを綴っていきます!

フルマラソンに初挑戦する方の参考になれば嬉しいです!

エントリーから大会当日までの練習期間については別の記事でお話しています。
興味がある方はこちらを先にご覧ください。

起床~会場到着:寝不足

前日の夜から振り返っていきましょう。

前日の夜9時に布団に入るも1時半まで眠れませんでした。起きたのは4時半。

3時間しか眠れませんでした

早速の反省点です…。

以前、長距離練習中に眠気に襲われて中止したことがありました。

それで、体を起こさないといけないと思い、コーヒーを飲みました

後述しますが、これも反省点です…。

3時間睡眠をコーヒーでごまかして出発

会場到着~スタート:高揚

6時半頃家を出て、会場まで徒歩で1時間くらいかけて歩いていきました。ウォーミングアップですね。天気もよく、かなり気分がよかったです。

会場に到着し、身支度をしたり荷物を預けたりストレッチをして整列時刻まで待ちます。

朝飲んだコーヒーのせいで、待機中に2回もトイレに行きました…。ちなみに整列前はトイレがかなり混雑しました。

整列前にウォーミングアップとして走っている方々もいらっしゃいました。

私は徒歩移動で十分だと思ったので、ストレッチだけ。

いよいよ整列です

わくわくしてきました…!

金沢マラソン2023待機列

家からの徒歩移動と、列での待機時間でけっこう脚が疲れてしまいました。

「なにやってんだか…(笑)」

走り出してからずっと脚が疲れてる気がして逆に辛くなかったですね…(笑)

徒歩移動と待機時間で疲れた脚には気づかないふりをする。
そして、いよいよ人生初フルマラソンが始まる…!

~10km:興奮

いよいよ人生初フルマラソンがスタート!

とはいっても、スタートの合図があってからスタートラインまで8分くらいかかりました。

ここでも一つ反省点が…

スタートの合図でいつものランニングアプリを開始させてしまったんです。

でもスタートラインを超えるのは8分後。

すると、どうなるか。

アナウンスされる平均ペースが狂ってしまいました

そのため最後まで平均ペースの音声案内が役に立たなくなってしまいました…。

これが非常に辛かったです。

そしてまたコーヒーの呪いが…。

開始2,3kmでトイレにいきました

並んでたので5分くらいロスしましたが、ずっと気になっているよりはマシです。

開始早々、アプリの平均ペースが狂い、トイレでタイムロス

さて、ようやくスタートした気分です(笑)

トラブルでモヤモヤしている場合ではありませんでした。

今走っているのは、いつもバスや車で通る車道のど真ん中。
いつも一人だけど、今日は大勢のランナーと一緒に走っている。
そして沿道にはたくさんの人がいて、絶え間なく声援が聞こえる。

「これがフルマラソンか…!」

私は普段通り、音楽を聴きながら走ろうと思っていました。

でも、最初の5kmだけは応援を聞こうと音楽なしで進みます

スタート付近ということもあり、応援が盛大でした!

5kmを超えて音楽をかけるとさらにテンションが上がります。

でも、無理せず落ち着つけと自分に言い聞かせながら走っていきます。

沿道の知らない子供たちとハイタッチして、「これがマラソン大会か~」と心がおどりました(笑)

このまま応援パワーも借りつつ、山側環状まで爽快に走っていきます!

初めて見るフルマラソンの光景に大興奮!

ハイタッチするランナー

~20km:快調

12,3kmあたりで金沢マラソンの最高標高になります。

エイドのスイカゼリーのタイミングが絶妙でしたね。

美味しかった!

自分でもゼリー飲料を持参していましたが、これはエイドのタイミングが悪いときなどに適宜食べました。

そんなこんなでたどり着いた15km地点

友人が応援に駆けつけてくれました!

ここまでは彼を見つけることを目標にしていて、かなりモチベーションになりました。

本当にありがたい!

応援のおかげもあり、20kmのひがし茶屋街付近までは気分よく、余裕をもって走れました。

余裕と言っていますがスタート地点ですでに脚が疲れていたので、もう自分がどんな状態なのか正直よくわかってないです(笑)

それでも、「いけるいける」と自分を鼓舞!

ポジティブ思考でぐいぐい進んでいきます!

20kmまでは快調!ぐいぐい進みます!

~30km:挑戦

20km台序盤はサブ4.5のペースランナーに張り付いて走っていました

まだ少し余裕があり、ある考えが私の頭をよぎりました。

いずれペースが落ちることを考えればサブ4.5のイーブンペースではだめだ。

「ペースを上げよう」

覚悟を決めて、ペースランナーを抜き去り、30kmまでぐいぐい進みます。

この田園コースの数kmが一番爽快だったかもしれません

あとで確認したら、ここまで1kmあたり5分後半から6分前半でキープできていました。

周りにはちらほら足が止まっている方が見られました。

“30kmの壁”ってやつでしょうか。

この調子ならいけるかも!?と自分を鼓舞して進んでいきます!

覚悟を決めてペースアップ!まだいける!

~34km:絶望

スタートから自分のペースはずっとよくわかっていません。

とにかく、目の前の足が止まっている人を追い抜いていきます。

そうやって走ってきましたが、32km地点でトラブル発生。

腕が痺れていることに気づきました

おそらくずっと同じ姿勢で何時間も走っているからでしょう。

ここにきて、明確に「きつい…」って思いました

前半のしわ寄せでしょう。

一度止まって周りの人の真似をしてストレッチしてみても回復してるかどうかわからない。

そして、34km地点で完全に足が止まりました

30kmで壁ないじゃんと思ったら、34kmに想像以上高い壁がありました…(苦笑)

脇によけてかがんでいると、スタッフの方がエアサロンパスをかけてくれました。

気持ちはすぐにでも走り出したかったです。

しかし、とうとうふくらはぎが攣り、座りこんでしまいました

スタッフの方が足を伸ばしたりエアサロンパスをかけたりしてくださるのですが、なかなか復帰できません。

ふくらはぎが落ち着いて立とうとすると太ももやお尻など他の場所が攣って立ち上がれない…。

何度か繰り返して、ようやく立ち上がれました。

34kmで想像以上に高い壁に直面

~37km:地獄

体感5分くらい座っていました。

お世話になったスタッフの方にお礼を言って走りだそうとしますが、ムリです。

それでも気力だけで歩いて進んでいきます…!

この3kmは歩くことしかできませんでした。

かっこ悪い
みっともない
恥ずかしい
出なきゃよかった…

こういう負の感情で頭がいっぱいになります

この区間だけは沿道の応援の声を聞くのが辛かったです…。

大好きなUVERworldの音楽が私を奮い立たせようとしてきますが、体がついていきません…(泣)

自分の非力さを恨みながら歩くことしかできない地獄の3km

~42.195km:感動

37km到達。残り5km。

このままゴールまで歩いて終えるのか。

そんなの悔しすぎる…

覚悟を決めて走り出しました…!

どう考えても限界なのに、いける感じがします…!

痛い。辛い。でもなぜか気力で走れたんです。

UVERworldのTouch off, PRAYING RUN, IMPACTが胸に突き刺さります…!

途中途中、止まりながらも、背後にサブ5のペースランナーが迫っている気配がして、また走り出しました。知らないうちにサブ4.5のペースランナーには追い越されていたみたいです。

もうここまでくると

最初に決めた目標を達成できないとか
フォームがかっこ悪いとか
顔が引きつってるとか

そんなの気にする余裕なんてないです。

どんなにかっこ悪くても完走したい!

そしていよいよラスト1km!

1kmってこんなに長かったか!? ってくらい長かった…。

ついにゴール地点のスタジアムに入ります!

感情がピークに達して泣きそうです…。

最後まで走り切って、ついにゴール!!

限界を超えて再び走り出し、ついに完走!

金沢マラソンフィニッシュの瞬間

ゴール~帰宅:満身創痍

気付いたら泣いてました

同年代で自分にとってはありえないくらい速い人がいるとか
自分よりもっと速いおじさんおばさんがいるとか
目標には遠く及ばなかったとか

もう、そんなのどうでもよかったです。

自分で諦めかけた状況から立ち上がって完走した

この事実が心の底から嬉しかったです!!

メダルを受け取って、完走記念タオルで泣き顔を覆って、いろいろ受け取りながら限界の脚で通路を歩いていきます。スタジアム外の看板前で記念撮影をする列がありましたが、あの列に並ぶ余力はとてもなく、すぐに更衣室に向かいました。脚を攣りながらのろのろ着替えました。辛い…(笑)

家族や友達など、応援や心配をしてくれた人たちに完走したことを報告して、家に帰ります。

バスで金沢駅まで向かいます。座席に座っていましたが車酔いなのか気分が悪くなって、到着した金沢駅のベンチで15分くらい座り込んでいました…。
なんとか立ち上がって自宅までのバスに乗ります。このバスの中で少しずつ回復してきました。

バスを降車して、自宅へ徒歩で向かいます。いつも10分もかからない距離ですが、脚を引きずって一生懸命歩いています…。途中で限界がきて、座って休憩していたら、近所のご夫婦が見かねて声をかけてくださり、家まで送ってくださいました。本当に感謝してもしきれない…。また泣きそうでした…。

ようやく自宅につき、床にダウン。

「やり切った……!」

後で確認したところ、

私の人生初フルマラソンのタイムは5時間!

これが今の全力です。

振り返り

反省点は多々あります。

まあ初めての挑戦でしたので、ノウハウもありませんし、仕方がない部分はあります。

それは抜きにして、練習で十分な持久力を付けられなかったことが一番の反省点です

この学びは次の大会に向けて存分にいかそうと思います!

この1日でたくさんの人の優しさに触れました

そして、フルマラソンというものがいかに多くの人達の協力の上に成り立っているのか、肌で感じました。

途中心が折れかけましたが、本当に出場してよかったと感じています!

目標には遠く及びませんでしたが、諦めかけた状況から立ち上がれたことにとても満足しています!

最後の8kmは2度と出るか!と思っていましたが、悔しすぎるのでまた挑戦します!(笑)

次は文字通り「完走」します!

以上でrororunの金沢マラソン2023出場レポートは終わりです!

ご覧いただきありがとうございました!

金沢マラソン2023完走メダル

この記事でも触れていますが、フルマラソン初挑戦で失敗したことをまとめました。
よろしければこちらも合わせてご覧ください!

金沢マラソン2024の大会概要はこちらでご紹介しています。
よろしければご覧ください。

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